Ⅰ.活動意義
(1) 目的
○音楽活動を通じて、より充実した高校生活を送るとともに、豊かな人間形成を目指す。
○基礎・パート練習や合奏に勤しみ、コンクールや合同演奏などを通じて演奏技術向上に努める。
○学校行事での式典や野球応援などで演奏を行う。
○地域に根ざした吹奏楽部として地域での演奏会に積極的に参加し、地域交流を図る。
(2) 目標・活動方針
○吹奏楽部員として部活動に積極的に参加し、校内外を問わず自覚を持って行動する。
○本校が挨拶の奨励を行っていることに倣い、吹奏楽部も挨拶を奨励する。また、これに伴って返事もはっきり行うよう努める。
○講師・顧問・先輩に対して正しい敬語を遣う。
○当部では「一音奏心」をモットーに活動をする。これとは別に、各パート・個人目標を掲げることが望ましい。また、演奏会・イベントごとに目標を設定することも望ましい。
○時間厳守。部活動開始時間、合奏時間、各集合時間には5分程度の余裕をもって行動する。
○部活動に精進することは大切だが、学生という身分上、学業第一。成績不振に 陥おちいらないよう、勉学に邁進まいしん する。文武両道を目指す。
Ⅱ.入部
(1) 入部
○1年生はクラブラリーに参加し、クラブラリー期間中は積極的に部活動に参加する。
○クラブラリー期間中に入部届を担任に提出し、担任から顧問へ渡った時点から吹奏楽部員とする。
(2) 途中入部
○途中入部希望者は顧問を通じ、見学を行った上、顧問と講師の了解が得られた時点で吹奏楽部員 とする。その時点で入部届を必ず担任に提出すること。
○留学生は積極的に受け入れる。在学中、本人が活動を希望する場合は一部員として扱う。
(3) 部費
○1ヶ月1,000円、1年間12,000円とし、基本的に年度初めに一括して徴収する。
○途中入部者は入部したその月から年度末までの額を一括して支払う(留学生は徴収しない)。
○イベントごとに臨時徴収を行う場合があるので、指示に従って支払う。
Ⅲ.活動内容
(1) 練習時間
月~金曜日:15:40~18:30 (6~11 月) |15:40~18:00 (12~5 月)
土・日曜日: 9:00~15:00 (2023年度より~12:30が多い)
長期休暇中: 9:00~15:00 (2023年度より~12:30が多い)
ただし、吹奏楽コンクールや各種演奏会の本番前はこの限りでない。別途指示する。
また、個人面談日やタームリザルト等、不規則な時間割の時にも別途指示する。
○試験前は基本的に1週間前から試験休み、試験最終日の午後から部活動再開。
○盆休み、年末年始などの長期休暇は月間予定表で指示する。
○練習時間後もアンサンブル室を使用することはできるが、完全下校時刻は厳守する。
(2) 遅刻・早退・欠席
○毎日始まりのミーティングでは部長が出欠席確認をし、出席簿に記録する。
○事前に遅刻・早退・欠席することが分かっている場合は講師・顧問・パートリーダーに報告し、パートリーダーは当日始まりのミーティングで報告する。
○パートリーダー自身が遅刻・欠席する場合は、ミーティング時にパートリーダー代理の者が報告する。
○演奏会本番や合宿時などの遅刻・早退・欠席は部活動全体に支障をきたす為、顧問と講師の許可を必ず取る。事前に伝えることが出来なかった場合でも、携帯電話等を使って無断遅刻・無断欠席のないようにする。
○中抜けを行う場合も同様の扱いとする(進学講習、委員会など)。
* 授業・講習・委員会などによる遅刻について
授業や講習などによる遅刻時は基礎合奏を行っている場合が多い。既に合奏に参加している
部員の練習の妨げにならないよう、十分な配慮をしながら速やかに準備をする。
(3) 講師の来校
○基本的に木曜日以外に来校。毎月の来校予定は前月末に部長・副部長を通じ、予定表配布をもって連絡がある。
○講師の来校日は出来る限り欠席しないよう心がける。
(4) 練習場所
○本校舎110教室アンサンブル室を拠点とする。
○合奏はアンサンブル室・多目的室で行う。
○パート練習は年度初めに決めた各教室(パート部屋)で行う。教室の鍵は顧問から「教室借用記録」 ファイルと一緒に借りて使用する。
○決められたパート部屋が諸事情で使えない場合、空いている教室を顧問から鍵を借りて使用する。また、曜日によって進学講習を行っている場合や面談、補講、試験等を行っている場合があるので、その時はその教室付近から距離を置いた場所で練習することが望ましい。
○利用した教室は掃除・机の整列等を行い、戸締まり、消灯等の確認を行う(現状復帰)。
○アンサンブル室・楽器庫を開室する場合は、始めに来た人が鍵を職員室に取りに行く。閉室する場合も同様に最後の人が鍵を閉める。完全下校時刻を過ぎないよう帰宅を促うながすこと。また、アンサンブル室・楽器庫が無人になるときも施錠する。
○アンサンブル室の中は上履きを脱いで下駄箱に入れてから入室する。緊急時避難する際に安全を 保障するため、上履きのかかとを踏みつぶさないようにする。また同様に、アンサンブル室内は 通路確保に努め、整理整頓を心がける。
○アンサンブル室・楽器庫は他の部の部室と同じ扱いとなる。従って、授業期間中の昼休みの入室は慎む。
○近隣に住宅地が密接しているので、早朝・日没以降の屋外での音出しや、窓を開けての大音量の練習等は慎む。
(5) 練習内容
○講師の指示に従う。講師不在の場合は顧問や学生指揮者、セクションリーダーなどが代行する。
○合奏中は講師の指示をしっかりと聞き、的確に対応する。
○指摘された部分は楽譜にメモをとることを心がける。
(6) 演奏会
○部長・副部長が作成するタイムテーブル(進行表)をよく読み、スムーズに行動する。普段と違う環境であり変則的な時間なので各自がしっかりと留意する。
○演奏会のネクタイは青色で統一する。ただし、文化祭や定期演奏会などではこの限りではない。別途指示する。
○本番前後日は特に体調管理に気をつける。
Ⅳ.楽器について
(1) 備品楽器の使用・修理・購入
○当部所有の備品楽器についてはレンタル費を納めたものが使用できる。メトロノームやハーモニーディレクターなどの備品は使用者責任のもと丁寧に扱う。
○不注意等により破損・修理を要する場合は当人の自費負担にて対応する。
○長年未使用だった楽器のメンテナンスに関しては部費から支払う。
○不注意・過失でない事故による修理や特殊管楽器の場合は当人(またはパート)の3割負担、部費7割負担で支払う。
○備品楽器は「打楽器」と「当部が必要とみなした楽器」を購入するものとする。
(2) 個人楽器の購入・修理
○管楽器本体においてはDACから購入するのが望ましい。
(定期的な担当者の出入りがあるため、修理・点検・調整を練習場で行うことができる[DAC:町田孝一さん])。
○修理・調整にかかった費用は原則自費負担とする。ただし、非常に高額な場合や運搬時の破損等によるものであれば、部費から支払うこともあり得る。判断は顧問に委ねる。
○購入するマウスピースやリードの種類(メーカー・サイズなど)は秋先生の指示に従う。
(3) 他団体からの借用について
○演奏の都合上、やむを得ず他団体から楽器を借用する場合、当部書式の借用書に記載事項を記入し借用する。
○万が一破損・紛失等あった場合は修理・弁償等の対応を行い返却するよう努める。その際発生した費用は備品楽器の扱いと同じとする。
(4) 基礎呼吸法トレーニング用機器等の購入
○秋先生の方針により、入部確定と同時に全員購入する。
(5) 消耗品の購入
○リード、オイル、クロス等は自費負担とする。DAC経由で購入することが望ましい。
(5) 消耗品の購入
○楽器はアンサンブル室隣の楽器庫(旧環境実験室)に保管する。
Ⅴ.休部
(1) 短期休部
○パートリーダー・部長と相談した上で、顧問と講師の承諾を得る(海外研修等)。担任とも連絡をとり、任意の書式で短期休部届を提出することが望ましい。
(2) 長期休部
○パートリーダー・部長と相談した上で、顧問と講師の承諾を得る(長期留学、病気等)。担任とも連絡をとり、任意の書式で長期休部届を提出することが望ましい。
○長期休部中は場合により部費・保護者会費の返還を行う。
(3) 受験準備による休部(仮引退)
○3 年生は受験準備による仮引退を認める。顧問と講師の承諾を得ること。ただし特別進学についてはこの限りでない(2年生の定期演奏会をもって仮引退)。
○受験が終わり次第、復帰するものとする。
○仮引退中は時期により保護者会費の返還を行う。
Ⅵ.退部
(1) 卒部(引退)
○部活動の引退は定期演奏会後に行う3年生送別会とする。引退時、滞納金のある者は精算をすること。
○備品楽器を使用した場合は原状復帰をもって返却する。修理等でかかった費用は前述の通り対応する(Ⅳ.(1)参照)。
(2) 退部(途中退部)
○原則として認めない。例外として、深刻な経済的事情、身体的事情等の場合は、パートリーダー・部長を通じ、顧問・講師と話し合いを行った上、認められた場合のみ退部届を提出できる(退部届は任意の書式にしたがって作成する)。その後、滞納金の精算、備品楽器の原状復帰返却をもって退部とする。
* 吹奏楽部奨学生入学者はこれを認めない。
Ⅶ.係・役職
(1) 係・役職
○一部員として、一人ひとつ以上の係・役職に所属する。毎年8月辺りに決定する。1~2年生が引き継ぎ、3年生はこれをもって係・役職を引退する。係の引き継ぎは卒部(引退)までに随時行う。各係の詳しい仕事内容は別紙参照のこと(吹奏楽部係分担表)。
(2) 係・役職以外の代表者
○係・役職とは別に以下の各代表者を設置する。係・役職と同時に決定する。兼任可。セクションリーダー、パートリーダー、グループリーダー、学年代表者
Ⅷ.特別進学コースについて
*コースの性質上、部活動よりも学業を優先するため、以下の制約を設ける。
(1) 授業の優先
○部活動時間帯に授業(主に7時限目)が行われる場合、授業を優先する。授業終了後、各人十分に音出しを行ってから部活動に参加する。
(2) 進学講習(毎曜日/小論文/春・夏・冬期休暇中)の優先
○部活動時間帯に当人が参加すべき講習が行われる場合、これを優先する。ただし、吹奏楽コンクールやアンサンブルコンテストなどの本番の日は公欠扱いとし、部活動を優先する。
(3) 模擬試験(模試)・資格・検定等の受験
○模試や各種検定強制受験の場合、これを優先する。
○任意受験の場合、本人の意志で受験を優先できる。ただし、本番と重なる場合は受験時間を調整することができないか担任と相談する。
(4) 進学に関するイベントへの参加
○大学見学会やオープンキャンパスなど、進学に関するイベントには積極的に参加する。ただし、本番と重なる場合は個人で判断せず、顧問や担任の指示を仰あおぐ。
(5) 受験準備の優先(早期仮引退)
○2年次3月の全イベント終了後、受験準備を優先するために基本的に仮引退をすること。講師の指示や本人の意志、また特別な事情がある場合の時は、仮引退日を延長できるものとする。
Ⅸ.保護者会
(1) 設立
2010 年1月31日より、横浜創学館高等学校吹奏楽部保護者会を設立する。会則は別に定める。
(2) 活動内容
部員の活動を応援し、主にサポート・バックアップする位置付けで、楽器購入や各種演奏会のお手伝いや車を使った送迎・運搬に協力していただく。また、定期的に交流機会を設け、情報交換や今後の活動方針等についてコミュニケーションをとる。
Ⅹ.その他
(1) 兼部
○兼部は一切認めない。
(2) 緊急連絡リスト(部員名簿)
○作成はするが、原則として配布しない。顧問保管に留めておく(住所、自宅・携帯電話番号等)。
○諸連絡・伝達事項は顧問から部長を通して各パートリーダーに伝えられる。各パートリーダーは自分のパートへ任意の方法で確実に伝達する。
○卒業後は引き続きOB名簿として登載される。
(3) アルバイト
○校則に準ずるため、アルバイトは原則禁止。ただし、家庭の経済状況等によりアルバイトをする場合は顧問・講師に必ず連絡し、部活動に支障をきたさないよう努力する。
(4) 附則
○本部則は次の通り制定・改正する。
平成20年6月1日制定
平成21年3月30日改正 (特別進学コースについて、保護者会の追加、楽器の部費負担、他修正)
平成25年4月3日改正(細かい部分を修正)
平成30年4月23日改正(細かい部分を修正)